ご自宅にどんな『瓦』が使われているかをご存知ですか?

前回、「北陸地方には瓦が多い」「丈夫な瓦だから選ばれている」
なんてお話させていただきましたが、
ではここで改めて皆様にお尋ねします。

「お家の瓦、何を使っていますか?」
この質問を受けて、すぐにお答えいただける方は少ないと思います。

「なんとなく丈夫と聞いたから」
「なんとなくイイと聞いたから」

もちろん瓦が「イイ」もので「丈夫」というのは間違っていませんが、
ご自宅に使われている瓦がどんな種類で、どんな特長があるのかは、
知っておいて損はありませんよ!というか知っておきましょう!

さて、答えが出てしまいましたが、
実は『瓦』と一口に言っても、その種類は色々とあります。
もちろんその種類の違いで、特長も変わってきます。

皆様のお家に使われている瓦はどんなタイプでしょうか?(^^)
せめて今お住まいに使われている瓦が何なのかを知っておくことで、
いざという時に屋根工事業者にも依頼しやすくなりますよ!

●『瓦』もいろいろ、種類が豊富で選びやすい

【粘土瓦】

粘土瓦は総称で、大きくは「陶器瓦」「いぶし瓦」に分けられます。
瓦を焼き上げる前に釉薬(ゆうやく、うわぐすり)をかけて、色を出すものが陶器瓦で、
色のバリエーションが豊富、変色もほとんどありません。

対していぶし瓦では釉薬を使わず、焼き上げの最後にいぶすことで色を出します。
ねずみ色と銀色の中間色で、時間で色ムラが出ます。

さらに陶器瓦には、J型(和型)・F型(平板型)・S型(スパニッシュ型)と、
3つの種類に分けられ、これは瓦の形の違いがあります。

・J型…JAPANの頭文字から。つまり昔ながらの瓦の形。
・F型…FLATの頭文字から。つまり平たく凹凸のない瓦の形。
・S型…SPANISHの頭文字から。スペイン瓦を日本のデザインに合わせたもの。

和風建築にはJ型が、洋風建築にはF型やS型が似合いそうですね。
耐用年数はいぶし瓦で40年程度、それ以外は60~100年とみなされています。

ただもちろん大きな台風や天災による、
瓦の浮きやずれといった不具合は起こり得るので、部分的な補修は必要です。

【セメント瓦】

セメント瓦は見た目が自由な成型瓦なので、一見、陶器瓦と似ています。
しかし陶器瓦と違い、年数で色あせが発生します。
耐用年数は30~40年程度とみなされています。

【樹脂セメント瓦】
ケイミュー株式会社が取り扱う「ルーガ」がこれに当たります。
専門家からも高い評価を得ている瓦です。
厚みは陶器瓦と同じですが、重量は約半分という優れた耐震性を持ち、
割れにくく丈夫な瓦です。

耐用年数は30年を目安とされていますが、
これは発売時期が2007年ということもあり、
まだ30年維持できるかの実績がないことが挙げられます。

さて改めて皆様にご質問です!
「お家の瓦、何使ってますか?」

おおくらルーフは屋根工事を得意としているので、
瓦屋根のことも、何でもご相談いただけます(*^^*)

無理な営業は一切行っておりませんので、
ご心配な方はまず無料の屋根診断からお気軽に!

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