皆さん、こんにちは!
福井県敦賀市を中心に屋根工事を承っております、おおくらルーフです。
福井では地域柄、冬になるとたくさんの雪が降ります。
そのため、多くのお客様から、雪による屋根対策のご相談をいただいきます。
屋根からの落雪は、様々な事故の原因にもなりますので、雪が降る時期に入る前に対策をすることが大切です。
そこで今回は、屋根の雪対策についてご紹介いたします。
■屋根の雪対策ってどうして必要なの?
そもそも屋根の雪対策が、どうして必要なのかを順に解説いたします。
・屋根が破損する
屋根に雪が積ると、雪の重みに耐えかね、屋根が破損する恐れがあります。
▼雪による屋根被害の例
☑積雪による瓦の割れ
☑屋根の構造材の破損
☑雨樋の破損・歪み など
・事故を引き起こす
屋根に大量の雪が積もって、それが落ちてくると、その重みや衝撃でさまざまな事故を引き起こしてしまいます。
屋根に積もった雪が落下し、近くを通った人の頭上に落ちるなんてことになると、大怪我につながります。
また、自宅の屋根の積もった雪が落下し、隣近所のものを壊してしまうなんてことも考えられます。
・すがもれを引き起こす
すがもれとは、屋根や軒先に積もった雪が室内からの熱や日射で溶かされ水になり凍結し、水をせき止めてしまい屋根材の隙間から室内へ雨漏れが起こる現象です。
雪が降り続けて屋根に積もった雪は、外の気温や室内の温度によって溶けていきます。
この水によって屋根の内側まで水が浸透してしまい、雨漏りを引き起こしてしまいます。
すがもれは、多雪地域ではよく発生するため注意が必要です。
■屋根の雪対策
それでは、具体的な屋根の雪対策をご紹介いたします。
・雪止めネットを設置する
雪止めネットは、軒先に設置して落雪を防ぐ網状の建材です。
屋根に設置することでストッパーとなり、雪が地面に落ちないようにします。
ネットは強度が高いため、一定量の雪をせき止められます。
目立ちにくいので、屋根の景観を損ねないのも雪止めネットの良いところ。
雪止めネットは、特に太陽光パネルが設置してある屋根に効果的です。
一般的な雪止め金具ですと、屋根面から高さが10センチ程度ある太陽光パネルに積もった雪はその上を飛び越して落雪していまいます。
太陽光パネル用の雪止めとしてネット状の雪止めは最適です。
また、おおくらルーフでは、「ゆきもちくん」という雪止めネットを取り扱っております。
この「ゆきもちくん」は、落雪による事故を未然に防いでくれます。
安心の国内生産で、性能を認められ、多数の公共施設にも設置実績があります。
ゆきもちくんの詳しい内容はこちら>>
・無落雪屋根にする
屋根への雪対策の2つ目は「無落雪屋根にする」という方法です。
これは、雪が落ちてこないようにする雪対策です。
無落雪屋根には大きくわけて2種類あります。
☑スノーダクト方式
屋根の中央がへこんでおり、雪の受け皿のようになっているのが、スノーダクト方式です。
中央には排水口が設置されており、屋根に積もった雪が溶け、雪水が流れていく仕組みです。
雪が落ちにくく、雪下ろしの必要もありません。
雪が落ちてくることはほとんどなくなりますが、雪水を流す排水管が詰まってしまうと機能しなくなります。
そのため、スノーダクト方式の屋根は、定期的にメンテナンスを行うことが大切です。
☑ルーフフラット方式
屋根を平らにした無落雪屋根は「ルーフフラット方式」と呼ばれており、平らな屋根に雪をため、積もった雪を地上へ落とさないのが大きな特徴です。
屋根上の通気性をよくし、積もった雪が風で飛ぶようにするという仕組みです。
■雪災に火災保険が適用される?
また、万が一雪による被害が出た場合に、火災保険が適用されることがあるのをご存知でしょうか?
実は大雪や豪雪、雪崩などの雪害で、自宅や家財に被害が生じた場合は、火災保険の「雪災補償」で補償されます。
「風災・雹(ひょう)災・雪災」はセットになっていて、多くの火災保険で、加入すると初めからついている補償です。
▼雪の被害で火災保険が適用される例
・屋根が雪の重みで壊れた
・積もった雪の圧力で窓ガラスが割れた
・隣家からの落雪で自宅の壁や塀が壊れた
・カーポート(車庫)、物置などが大雪の重みによって壊れた
・アンテナや雨樋、太陽光パネルなどが大雪によって壊れた
・給湯器、室外機が大雪のせいで故障した
・爆弾低気圧によって発生した雪崩による建物の被害
火災保険を適用するための大まかな手順としては、屋根工事の業者に調査してもらい、その業者の報告書・見積書を保険会社に提出することで申請します。
雪により被害が出た場合は、火災保険を活用しましょう。
火災保険を活用することで、費用を抑えることが出来ます。
しかし、保険が下りるから大丈夫というわけではありません。
雪の災害に見舞われないよう、しっかりと屋根の雪対策をしておくことが大切です。
■まとめ
雪による事故や被害を避けるために、屋根に積雪対策を施すことは重要です。
雪が降る時期に入る前に、しっかり積雪対策を行い、万が一に備えましょう。
また、雪による屋根の被害には、火災保険が適用されることがあります。
保険会社に申請することで、費用を安く済ませることができるかもしれません。
今回は、屋根の雪対策をご紹介いたしました。
雪による被害を抑えるためにも、早めの対策を心がけましょう。
屋根工事のことでご不明点がございましたら、おおくらルーフにまでお気軽にお問合わせください。
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